節分の豆知識
邪気を封じるために!
本来、節分とは文字の通り“季節の分かれ目”である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のこと。 昔は、これらの季節の節目には“邪気”が入ってきやすいとされていたため、見えない、悪いものを鬼に見立てて豆をまき、厄払いをするようになったのが節分の始まりです。また、今でもお正月を「新春」「迎春」と呼ぶように、旧暦では新年は春から始まっていました。だから、立春前日の節分はいわば“大晦日のようなもの”。今の節分は毎年2月3日ごろにやってきますが、昔は大晦日に相当する一大イベントでした。
なんで豆なの?
そもそも節分ではなぜ豆をまくのでしょうか?それは、人間の命を支える五穀の中でも大豆が一番大きく、力が強いと考えられていたから。また、「魔(ま)を滅(め)する=豆」という意味も込められていて、「豆を炒る」が「魔の目を射る」に通じるから。さらに豆まきに使う豆を枡に入れるのも「“ますます”力が“増す”」という意味が込められています。
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