20230812 山さんブログ-その51
…さて、今日が何の日かと聞かれれば、1985年の今日、日航機が群馬県の御巣鷹山に墜落して520人もの犠牲者が出たことほど強烈に記憶されたことはありません…当日は殆どの日本人がテレビを見ながら、ナンとか助かって欲しいと願い、それが叶わぬならせめて海まで飛んで欲しいと願ったものです…
…墜落が山なら激突…海なら着水…助かる見込みが高い海ならまだしも…しかしその切実な思いを砕き、日航機は御巣鷹山に墜落しました…翌日と2日後、こども4名が助かったこと聞き、こみ上げる喜びに涙したことを昨日のように思い出します…何年かして、そのうちの一人が看護師として働いていたことを耳にし、その幸多かれと願ったものです…
…今日はその「茜雲忌(あかねぐもき）」…果たして何名の遺族が現地を訪れたことでしょう…あれから38年…遺族の方々の何名かも既に他界していることでしょう…生存する遺族の穏やかな人生を願うばかりです…
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…話題を変えましょう…
…で、今日、8月12日の誕生花は「キョウチクトウ」だとか…
…私の手元の書物に、この「きょうちくとう（夾竹桃）」について、スペインでの伝説が紹介されています…
…母と二人暮らしの貧しい少女が熱病で倒れました…母はあらゆる手段を尽くして看病に当たったものの、自分が疲れ果ててしまい看病も出来なくなってしまいます…母は「聖ヨセフ」に、娘が元気になるよう祈り続けたそうです…あるとき、娘の部屋に一条の光が射し、見たことも無い人影が、みずみずしい「夾竹桃」を娘の胸元にそっと置き、ふっと消えたそうです…
…その後、娘も母も回復したようです…
…その後、スペインでは「夾竹桃」のことを、「聖ヨセフの花」と言うようになったとか…
…私はキリスト教信者ではありませんが、このような伝説に触れると心が洗われますね…そう言えば、キリスト教ではこのような伝説が、それこそ山のようにあります…にもかかわらず、地球上の争いが、キリスト教に限らず、一神教の世界に多発するのは何故でしょうかね…一神教の教えでは、徹底的に他者への幸福を指図します…不思議でなりませんﾈ…_(_^_)_
…ところで、ヨセフって誰？と思われた方がネット検索しなくても良いように、私が調べました…新約聖書に登場するヨセフは、マリアの婚約者であり後の夫…すなわち、キリストの義父…大工の聖人とも言われます…ですから、キリストを宿ったマリアは、あくまでも処女懐妊…だからヨセフは義父…
…ということで、次に、8月12日の安岡思想に入りましょう…今日の教えは、「親子の道」…
…人倫の根本が親子の道にあることは言うまでもない…したがって子の親に対する孝心は人類社会を維持し発展させうる最も尊い働きと言える…しかし、そこは人間、たまには憎くなることもあるだろうけれども、「亡くなってからその人が恋しくてしかたない」というのが人情の機微であるから、父母に死に別れてから改めて父母の暖かさが思い起こされたり、優しかったことを偲び…父母の趣味や理想を思い返してみると、父母への敬慕の思いはより篤くなりましょう…
…生前を思い返してみると、父母に何一つ報えることがなかったことや、父母が他界した今なお、父母の期待に添えていない自分の至らなさに恥じるばかりであっても、心ばかりの供養とともに、あるいは懺悔の思いを強くし、将来の発奮努力を霊前に供える…ここに家庭祭祠の意味があります…
…ということをおっしゃっています…原文は古風なので少し「イジっています」…なんせ「ジイ」ですから
…そう言えば、「お盆」が直ぐそこに…古いアルバムなど開いて、魂が宿る（？）星々の下で、あっ、あれはおじいちゃん…あれは幼い頃に亡くなった友達の「○○ちゃん」等と懐かしい人たちの名前をね…
…と言うことで、今日の和歌一首…
思い出す 人を指折り 数えおり この歳にては 十指で足らず
…ではまた明日…
