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20240203 山さんブログ-その71

…さて本日は2月3日…「節分」…その名のとおり、冬から春へと季節が変わりますね…

…河津桜もチラホラと咲き始めましたし、紅梅も白梅も賑やかに(楚々として)なって参りました…

…まさしく、気分もウキウキ…NHKではブギウギ…私は見てませんがね(-.-)、身近な女性の朝のひとこまの定番です…

…で、春は曙(あけぼの)…ある個人には新たな人生の芽吹きの時期であり…多くの法人も新年度に向けて自社のサービスや会社の方向性についての広報活動が活発になる時期ではあります…がっ<(_ _)>…ダイハツや日野自動車に続き、豊田織機まで車両の認証不正が明るみとなり、トヨタ車10車種の出荷が停止とのこと…

…政府与党、自民党もガタガタ…日本経済はどうなってしまうのでしょう…と、心配する私の先読みをあざ笑うように、外国資本の日本株買いは旺盛そのもの…訳がワカラン(-.-)、と訝るものの、中国経済の衰退を嫌がって、行き場の無い海外勢が、腰掛け程度に日本で休憩…んでもって、強欲な日本人小口投資家の「お金」をかっさらえちゃえ…そんなところかな…だってね…株の世界は、誰かが儲かれば誰かが損する…とはいえ、景気拡大期なら全体が儲かりますけどね…何処かの時点でガックンコ…皆さん、成長し続ける会社の株を買いましょう…または、成長し続ける国の株を買いましょう…ったてね…なかなかね(-_-;)

…で、この辺りで本題に入りたいのですが、「人類を裏切った男(アンソニーファウチ)」の内容が余りにもおぞましく、さらに、要約出来るような軽い話でもなく、医学・薬学・生物学、細菌学等の高度な話が満載、さらにアメリカ政府及びその政府機関や、アメリカを代表するような製造業(今回は主にお薬ね…)などとの力関係…そこにたむろする「今だけ金だけ自分だけ」しか考えない人々の実態を知るにつけ、もとより、何も出来ない自分の非力を思い知るばかりの時間が過ぎておりまする…複雑に覆い隠された真実は、この著者のような勇気が無ければ永遠に闇に紛れる事を実感した書物です…只今、中巻読み込み中…下巻はまだ手に入りません…

…ともあれ、グローバル企業の悪行に反吐が出そうな感触に包まれながら、そんな「時の流れの」休憩を兼ねて、東京大学大学院教授の「鈴木宣弘」さんの「世界で最初に飢えるのは日本」という書物のダイジェストに触れておりました…彼が分析する日本の危機的分析では、2021年7月に発刊された「農業従事者を苦しめる政策が続けば、日本は必ず飢餓に陥る」という先行本で、その視点や視角の鮮やかさというか、日本に迫る食糧危機の現実度の高さに項垂(うなだ)れておりましたが…これらの書物を通しては、やはりそこでも、子供たちの未来を案ずるばかりの「ハガイナサ」…そして私は…ハガナイサ…と遊んでは居られない実情が展開されていますから、普段は暢気な私も読書の度に我に返るのです…

…因みに、この鈴木教授の最新版で、私の手元にあるのは「このままでは飢える(写真の右側本)」…なんと直裁的なタイトルでしょう…

…左から2021年発行、2022年発行、2023年発行…彼は20年前から同種の指摘をしている…

…前々作の「農業消滅」では、日本の農業政策の失敗で国家存亡の危機に見舞われる…とする主張に、若干、大袈裟だなあ(-_-;)等と感じていましたが、今や農作物の「種」は、国内で作ることが、ほぼ禁止され(全部ではありません)ており、「農作物の種子」の供給は、その90%が海外に牛耳られています…もちろん、その機会に便乗して、遺伝子操作された種子も際限なく買わされているのが現状です…多くの農家が、海外からの種子を使わないと農業が出来ないという構図…さらに、日本人農業者や大学の研究者、農協等が何年も掛けて改良した種子については、規制撤廃の圧力に屈しボロボロにされてしまいましたね…

…種子だけのハナシでは済まないネタもありますぞ…アメリカ資本による日本荒しは、アブナイ食料は日本へ…というアブナイ話も現実に散見されますからね…アメリカ人の健康志向により、幾つかの農薬を使った農作物は、アメリカ国内で販売できなくなり、その出口を日本に押しつけ、押しつけられた日本はそれを断れない事情があります…その一点は、言わずと知れた国家防衛です…アメリカ任せの国防のツケ…いい加減にして欲しいですね…

…現在、38%と言われる食料自給率についても、海外勢の都合で肥料等の輸入が止まれば、日本の食料自給率は10%台に落ち込んでしまいそうです…それでなくとも、ウクライナ戦争におけるロシアの作戦というか、嫌がらせで、農産物が安全保障上の武器になることを、私たちはまざまざと見せつけられました…

…アメリカ主導の改革、自由化という政策により受けた日本人の悲劇は農作物だけではありません…少子高齢化が進む人口問題の背後を見ていると、若い人たちの低所得層が増えたのは、諸外国からの圧力を受けたことが原因とはいえ、政府主導で日本の雇用制度が大きく転換し、人材サービス会社等が大儲け出来るカラクリが作り出されました…

…これにより、大企業は終身雇用による採用制から解放され、安価な時給での労働力確保が容易になりました…もちろん、それが悪い事ばかりとも言えませんが、若年労働者層の収入減がネックとなり、結婚できない男女が一気に増加しましたね…結婚できない、イコール、子供が生まれない、イコール、人口減少、イコール、経済力の減退、イコール、国力の衰退です…

…そして、人口減少、イコール、国力の衰退…という構図は定番でもありまして…以前のブログでも紹介しましたが、歴史的に、国の防衛を外国に委ねた場合と、人口が大きく減少した国は、ほぼ滅亡の道を辿っていることが分かります…

…人口減少に関し、総務省が公表した本年度の出生数は、確か68万人であったように思いますが、違うかな(-_-;)…ともあれ、その人数…1億2,400万人と言われる現在の総人口に占める割合は、0.548パーセント…やはり、由々しき問題です…身近な沼津市に置き換えてみますと、年間の新生児は、187,000名の0.548%=1,024名…ピンとこないですかね…

…私がお世話になっている清水町に当て嵌めますと…172人/31,417名…清水町には小学校が3校ありますから、6年後、ピカピカの一年生は、1校あたり、57名です…言うまでも無く1クラスではないですよ…

…比較にそぐわないと思いますが、私が小学校に入った、昔々のその昔…貧しい貧しいその当時(但し、景気は上昇傾向にありました)、市民が5万名前後の田舎町(兵庫県相生市)では…1クラスが55名…で、確か、6クラスあったように記憶しております…いやはや、この減少度には顔面蒼白…パチパチ目(+_+)…

…と、気が付いてみると、またまた大脱線…このような状況となった原因の一つと考えざるを得ない事象に戻りましょう…

…この状況を作り出した一人と言わざるを得ない(山さんの独断用語)竹中平蔵君が、政界を引退するタイミングで、人材サービス会社、パソナの特別顧問から会長迄の13年間を務め、パソナの利益はうなぎ登り…当人の年収も桁違いでしたね…その竹中君は、あるとき、朝日新聞の取材を受けた際、「私は多くの人に雇用をつくる場を提供した」と、鼻高々と発言していたことを思い出します…

…因みに、竹中君の鼻は私と同じぐらいですから…高くはならないのです…

Takenaka Says Japan Has Best Shot To End Deflation In Decade
…竹中平蔵氏…これは何年前の写真じゃろう…

…で、さらにプレイバックしましょ…

…「世界で最初に飢えるのは日本… 食の安全保障をどう守るか」という危なっかしいタイトル本(2023年10月発刊)の著者、鈴木宣弘教授が力を込めて発言するのが、世界の「水」危機です…国連加盟国200弱のうち、生水としてそのまま飲める国は僅か21カ国に過ぎないのだとか…で、特に問題となるのが、水の枯渇です…

…今、この瞬間のことは分かりませんが、フランスとスイスを潤す、ドナウ川でさえ干上がっていたとのこと(写真もあります)…あの美しき青きドナウも干上がるのです…もとより、アフリカやアメリカでも同じような事が起こっていますし…あの大アマゾン川ですら、干上がった流れ(支流でしょうね)が随所にあるとも聞きます…

…そんなやこんなで、「水」危機の改善は、国連の重要課題となつて久しいのですが、我が日本でも見過ごせない事態が頻発していますね…そのひとつが、外国人(主に中国人富裕層)による、日本の水源地(土地)買いです…意図的なモンもかどうかは分かりませんがね…(-_-;)

…少し前のブログでも、中国人富裕層による沖縄県の無人島購入を取り上げましたが、外国人による日本の土地購入は既に30年ぐらい前からの現象であったように思います…北海道や東北、九州までの広範囲での山林購入も水面下では大問題となっていました…その後、外国人富裕層による日本買いは全国に広がるようになりましたね…そうそう、我が静岡県の富士山周辺でも、10年ぐらい前から中国人富裕層による物色は凄まじい勢いがありました…これは「山さん」の生体験です…

…そもそも、外国人による土地購入に、何らの規制も掛けない国は日本ぐらいだったのではないでしょうか…脇が甘いですよね~、それもこれもアメリカの意思が介在したのでしょうかね~(-_-;)…いやいや、私たち日本人全員の、お花畑模様の脳みそのせいかもしれませんぞ…

…とはいえ、遅ればせながら、一昨年にやっとこさ、自衛隊の基地や原発など、安全保障上、重要な施設の周辺の土地をめぐっては、利用を規制する法律が施行されていますが、ちゃんチャラ笑える程度の規制…まっこと、諸外国からは笑われているとしか考えられない法律です…

…それにしても何故に中国人富裕層は日本買いに血道を上げるのでしょう…日本を中から占領する遠大な100年構想が歩み始めているのでしょうか…

…等と、大袈裟な事を言っていると、「変人」扱いされるので今日はこの辺にしておきましょうかね…

…で、そこのアナタ…聞こえましたよ(-.-)…オマエはとっくの昔から「変人」だ…ですと…うむっ、反論できない悲しい自分がここに居る…m(_ _)m(~o~)(*^_^*)<(_ _)>…

…最後にひと言…ナンダカンダト言っても私たちは自由主義陣営国家同士、これからもアメリカと仲良くしなくてはなりません…しかし、せめて自国の防衛を自国で賄い、対等な関係でものを言いたいものです…国家が強くなること…それが戦争回避の常套手段でもありますし、結果、世界の国々と対等に付き合える事に繋がり、ロシアからも中国からも恫喝を受けることなく、真の自立国家として世界平和に貢献できるものと思えます…

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