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20240729 山さんブログ-その88

…さて、私のブログが88回目…年齢で言えば「米寿(べいじゅ)」…よくぞ続いたものです…思わず万歳三唱…山椒は小粒でピリリと辛いが、私は甘党…それが祟って下の写真、左端の容姿となりました…

…この写真の撮影日は前回ブログ担当日の7月20日…その日、我が故郷、兵庫県の赤穂市から後輩の友人が我が家を訪れてくれました…前回も紹介しましたが、車はトヨタのランドクルーザー、乗車暦27年、走行距離40万キロ…地球を10回転したようなものです…いやはや…さすが世界のトヨタ車…舌を巻きました…

…で、異なる視点で「舌を巻き」に行った場所がありまして、遠来の友人を招待するにはここしかないと予約していた、…清水町の「ロアジ」に案内し…いつもよりワンランク上のコースを注文し、懐かしく楽しい2時間を過ごしてお勘定をする際に…「遠く赤穂から来てくれた友人なんです」…と二人を紹介すると…厨房から…「えっ、赤穂から?」とのリアクション…そうですが、ナンデ?…と訝っていると…な、な、ナント…マスターが一時期、赤穂で修行していたとのこと…あらららら~(^^)/~~~

…ローカルな地名が縁で、一気に溶け合い、腹が立つほどデカい写真中央のマスターとも意気投合…仲良く記念写真となりました…ささやかな事柄の一致に過ぎないとはいえ、人と人の距離が縮まる時というのはまことに瞬時…出会いと別れの摩訶不思議…実はこの日、6年ほどお付き合いさせていただいた男性とのご縁を断ち切らざるを得ない出来事もありましたから…まことに奇妙な思いをしたものです…

…そして今日、その奇妙な思いもまた学びの一環として捉えるに相応しい格言に出会いました…人生の教訓を言祝(ことほ)いだ、佐藤一斎(吉田松陰や西郷隆盛が人生の師と仰いだ儒学者)の「言志四録」の、一日一言、7月29日のページには、学問の心構えが説かれていました…原文は堅苦しいので、現代文に置き換えた教訓です…

…聖人の学問(平たく言うと、人格を高める為の学習…とでも(^o^))をしようとするときは、その志を一時(ひととき)も忘れてはいけない…”昼も夜も貫き通せ”若いときから老人になるまで貫き通せ…宴会で缶を打ち鳴らして歌うのもまた学問である…日が暮れて安息するのもまた学問である…と、まあ高すぎる指針ではありますけどね…(^o^)

…ようは、人間として成長(人格の陶冶を目指す)しようとするなら、何が起ころうと、その出来事の全てを学びの対象として、起こったことを疎かに考えるな…とでも言っているのでしょうか(-.-)…「中庸」にも「道は須臾(しゅゆ=ほんの少しの間)も離れるべからず、離れるは道に非’(あら)ざるなり」…と、同じような事が説かれています…

…と言うことで、私も「ボケるまで、死ぬまで学び続ける」思いを新たにする八十八回目のブログ当番日です…

…で、7月20日の出会いと別れの奇妙を「ナンデだろう???」等と、少しばかり考えていると…起こるべきして起こることをアレコレ考えるものではない…行動の中にこそ答えがある…などと我流の得心術に浸っておりましたら、…「致知出版」からのメールを介し、大学生に衝撃と感動を与えた…「カント道徳」講義録…というタイトル本が目に止まりました…

…中世ヨーロッパ歴史の中で一時期隆盛を極めた「プロイセン王国」の人であり、中学か高校の折りに誰でも学んだ哲学者です…「コペルニクス的転換…んっ(ё_ё)、転回かな…」と言う言葉だけが記憶に定着している名前ですが、ナシテ、その「カントの道徳」で、教員を目指す大学生たちが、カントの教えに「衝撃と感動」という「高度な精神性」を感じるのであろうかと、興味が数倍し、その書籍を直ぐに取り寄せました…

…イマニエル・カント…1724.4.22~1804.2.12…

…で、類い希な哲学者がエライことは頭で認識しておりますが…近視眼的には、カントの哲学を、身体のすべての機能、器官で感じ消化させてゆく為の講義を行ったとされる「夏目研一」さんが素晴らしいと思った次第です…本(364ページ)の内容はまだ読み切れておりませんので、写真だけ貼り付けましょう…

…著者:夏目研一:1953年生れ…メジャーとは言えないが、在野の優れ者と言えましょう…
…このプロローグは夏目さんの全講義を終えた学生からのもの…

…以上、本日は短文にて完了…なんせ、書きたいことが次から次へと思いついてしまうもので…

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