20241214 山さんブログー102回
…12月14日は何と言っても、故郷、兵庫県赤穂市の一大イベント…赤穂浪士討ち入りの日として、赤穂市民だけでなく日本中のファンが47人の誉れ高き武人(一方目線では犯罪人)を称え、魂を鎮魂する日です…
…しかし、当時は…人殺し集団を称えることだけは「まかりならん」とする一派と、武士の鑑として無罪釈放すべき…とする意見で割れ、老中(時の閣僚とでも言いますか)たちは侃々諤々(カンカンガクガク)…
…当時の法律は、親の敵を討つことは推奨されるぐらい公に認められおりましたらね…ところが一方の法律は「徒党を組んではならん」という、政権転覆につながる行動を縛り付けるオキテ…悩みに悩んだ挙げ句…全員、切腹…ま、仕方ないですね…政治に犠牲はつきもの…現在と同じ構図のようです…
…私が特に気になるのは、赤穂浪士47人だけではなく、相手方にも家族がおり、多くの関係者が失意の中に歴史の一部にもならず埋没していることです…その哀しみは現在、世界の各所で展開される戦争による当事者、その家族にも同じ事が言えますね…
…その意味では、今般、ノーベル賞受賞となった核廃絶という目標に止まらず、戦争行為そのものの非人道性に目を向けなくてはなりません…国際法では、戦争行為そのものは犯罪ではありませんし…
…本当に、人類はいつまで戦争を繰り返すのでしょう…不思議でなりません…
…戦争に費やす費用と労力に比べると、平和を維持するためだけに支出する金銭と労力とでは比較するのもアホらしくなるほど、前者の無駄が大きいと聞きますからね…
…やはり、ここは、国際金融市場を操るほんの一部の者たちの利益のために造られる混沌社会といっても良いようです…
…そんな混沌とした社会の片隅たる私の故郷、赤穂市へ行くべきか行かざるべきかと悩む自分がおりまして…と、申しますのは、12月29日は私の父の33回忌…わたし自身の友人の何名かや、父がお世話になった心優しき人たちの殆どが鬼籍に入った現況で、久しぶりに帰郷するのに、それぞれの方々の玄関前を素通りするわけにはまいりません…
…人付き合いが多かった父の死を悼んでいただいた方々は200名近くおります…その中でも特に篤い思いを傾けていただいた方を指折りしますと…ゆうに30名はおりますし…帰郷時に、1日に10軒は回れるとしても、3泊4日…交通費、宿泊費、父がお世話になった方々ほの心付けだけでも…なんと40万円~50万円を要するではありませんか…
…ということで、その50万円前後の支出を惜しんで、行くべきか?行かざるべきか?…はたまた、訪問先を絞り込んで10軒くらいにするべきか…と悩んでいる私はなんと小さな人間でしょう…そう言えば、老化で縮んだ身体は今や158㎝…確かに小さい…
…そんな小さな私にも晩秋の気配は平等に訪れまして…今朝の愛犬との散歩中に目に入った、何気ない民家と空と銀杏と柿のカルテット被写体を貼り付けましょう…
…しかし、ほんとにつまらん構図だ…お詫びに、癒やし系の写真(昨夜)を一枚…
…ただ、こやつめ、癒やし系なのは寝てるときだけ…私が出かける時には、ワンワンギャンギャン、ドアをドンドコドンドコ…五月蠅いのなんのって…マンションから追い出されないのが不思議だ…私が部屋に居るときは、トイレ・浴室・台所と付いて回り、読書と勉強中は座り心地の良い私の椅子を占有し、寝るときは布団の中にするするする~、たまにはスルーしてくれと願うばかり…
…ということで、今回は書物からの感想文はありません…
…なんせ、只今は自らに新たな課題を課し、余暇は当分オベンキョウタイムに埋没…とは言っても飽きっぽい性格ですから、積ん読状態の書物も時にパラパラ読み……
…あとは野となれ山となれ…だ(^.^)
…で、山とはなれない…違った…山さんとは馴れ合いの秋の終わり景色…