20241223 山さんブログー103回目
…はてもさても、これは困った…気が付けば「あっ(*_*)」という間にブログ当番日…
…調子こいて自分の好きなことに没頭していたら「棒~」としていてブログのことはすっかり忘れていました…いや待てよ、忘れていたのはやはり「歳」のせい、「惚け」のせい…ならば仕方ない罠~(-_-)
…そうなんです、私は只今、罠に嵌まった夢見る老爺(ろうや)…その「牢屋」から抜け出ることが出来ないのです…ナンたって、面白くてオモロクテ…と申しますのは、久方ぶりに仕事らしい仕事をしておりますと、ついついつ~い、無我夢中…なのに10年前に「椎骨動脈閉塞症」を煩ってからというもの、長時間仕事をしておりますと、「脳」が酸素不足を言い立てて、「ノーノーノー」とギブアップ用語連発…
…挙げ句の果ては、フラフラぐらぐら、貧血模様…こりゃイカン…と自覚用語が救難信号を脳幹に伝達すると、気持ちは健全でも脳と脳に支配される体幹機能は制御不能…バタンキュウ…う~、グヤジイ~、ほんに愚や爺~(+_+)。
…どなたか…私に10時間連続使用が可能な「脳」を100万円ぐらいで移植して頂けないものか…
…いや、3時間勉強できて、4時間好きな本を読んで、5時間仕事が出来て、朝夕で2時間、愛犬との散歩が出来て、2時間は生命維持のための所要時間…その上で超贅沢な8時間睡眠…これで完璧だ~(^^)/~~~、そんな「脳」を移植してもらえるなら、1億円…いやこれは宝くじに当たらなければ無理だ…しからば妥協点…仕切り直しで、1000万円も惜しくない…と、大言壮語(^.^)…(–;)…ここで妻から苦言あり…「私の老後資金」枯渇リスクが高まる支出はukeirerarenai とな…
…もとより私のモットーは…「人生、妥協あるのみ」…仕方ない、その苦言その申し入れ、受け入れよう(-_-;)ぞ(–;)
…と、年齢並みに枯れた諦観が、昂ぶる仕事への情熱を冷ますのです…あ~。やる気なくなった(ё_ё)ぞ~(~o~)…なぞと贅沢な不満を独りごちしておりましたら、ふと頭に浮かびました…あの純朴な童謡詩人…宮沢賢治が…こんな自分になりたい…と願った、控えめな願望を詩に託しておりましたね…やはりここでも純粋な宮沢賢治と、純粋に汚れた自分自身との人間性の違いにガクガク愕然とする次第…彼の願望はと言うと…
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち
欲はなく
決していからず
いつも静かに笑っている ⬅ うむっ(-_-)…全てが夢のまた夢じゃナ
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ ⬅ 私は肉食派なのだ…
あらゆることを
自分を勘定に入れずに ⬅ ここは近いかな~
よく見聞きしわかり
そして忘れず ⬅ ここが私の大苦手
野原の松の林の陰の
小さなかやぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり ⬅ 私にもそんな時代がありましたぞ(-.-)
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い ⬅ 今は昔となった私の心根だ
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い ⬅ 死に直面した昔、怖さは無かったナ
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い ⬅ 喧嘩の仲裁はよくやったな~
日照りのときは涙を流し※
寒さの夏はオロオロ歩き
みんなにでくのぼうと呼ばれ ⬅ 私は小身、木偶とは縁が無いが…
褒められもせず
苦にもされず
そういう者に
私はなりたい ⬅ 無欲の極地じゃナ
…で、この詩を口ずさみ反芻してみるに、何のことはない宮沢が求めたのは「無」ではありませんか…私の「欲」とは大違い…私の場合、枯れてもなお壮健でありたいという強欲…
…翻って、私の大のお気に入り…柿田川公園の「銀杏の大木」の枯れ行く姿を見ていると…彼らは天に向けて昂ぶることもなく、地に向けて嘆くこともなく、唯々、風に吹かれて冬支度…生きてる間に一度くらいは彼らの死生観が動じる様と、していられるしていられる摂理に身震いを感じてみたくなるものの、はてもさても、私(人)は大自然のルールに縛られた短き命…「大銀杏」の幹に伏して畏敬を捧げるのみかや…
…で、ここで実態披露…ひと昔前まで、島崎藤村、室生犀星、宮沢賢治などの詩の幾つかは空で口ずさんだものの、今回は途中で頓挫…ネットのお世話になる次第…
…「忘却とは忘れ去ることなり 忘れ得ずして忘却を誓う悲しさよ」…というのがありましたが、バンザーイ(^^)/~~~、これで大きな顔をして「忘却」を宣言できるぞ~(~o~)と、雄叫び上げて「枯れ行く我が身を認められる」というものだ…
…まっ、それも由… …お気に入りの寒空喫茶「リリオ」で、枯れ行く大銀杏を見上げながら、コーヒーでも飲んで帰ろう…と、思いきや、懐にあるべき物(お金)が無いではありませんか…
…かって知ったるママさんの冷たい視線を受けながら、スゴスゴと菅生谷(⬅分かる人には分かる)…
…で、ここで久しく、一首献上…
…銀杏葉の枯れ行く様や潔(いさぎよ)し はらりと落ちて風船(かざぶね)に乗り…
…ふむ(-_-;)、なかなか良い歌じゃ_(._.)_黄金の枯れ葉が冬前の、ほんの僅かに温かみのある風に乗ってふわふわと舞い行く様子が目に浮かぶ…と、自画自賛…(^^)/~~~、これでいいのだ…自我爺さん
…と、本日の短いブログのおわり時…