20250114 山さんブログーその105
…2025年に入り、たまたま連続しての出番となりました…2024年まではこのブログ当番が日めくりでの輪番制で、私の出番も9日に1回頻度で掲載されたものの、本年からは各自1週間おきの輪番制に変更することになりました…これに伴い私の出番も9週間に1回となり、次の出番は2ヶ月以上先となります…
…そうなると…なんせこの高齢…次の出番があるやら無いやら(=_=)、まことに不透明な命運とあいなり、今日のブログを含め、以後は毎回これが最後の出番と思い定め、問題提起となる「課題」については茶番的に…自己の思いを述べるときには叙情的に都度、起承転結を明らかにしながら綴ろうかと考えております…
…しかし、「課題」と申しましても、私め、マスコミの垂れ流し情報は、事実たる事象以外の報道はあまり信じておりませんし、世の中の流れに阿(おもね)る気もさらさらございませんし、時々の常識には非常識で取り組むひねくれ者であることを考えると…成る程、私の出番は限りなく少ない方が良いかとも言えますね(-_-)…ふむフム(-_-;)…ブログを縮小する方針にはそのような深い読みがあったのか?…我が社の社長もなかなかヤルワイ…
…まっ、出番が激減するとなれば日々の私事を載っけてもアホかと思われのがオチでありましょうから、少しは社会性のある話題・課題にフォーカスしましょうかね…
…で、大きな未解決課題となれば…宇宙の起源_(_^_)_うむ…抽象的すぎるな~(–;)…しからば、もう少し生活に密着した「課題」であれば…政治・経済・歴史…そして私自身に尤も欠けており、何よりも重視すべき「人格の陶冶(とうや)」への道程と取組みかな(-_-)…まっ、それも良いが、ここはよりインパクトのある「話題」が良いかな…m(_ _)m
…となれば…ここはやはり1月20日に予定されるトランプのアメリカ大統領就任であろうか…
…アメリカ国家・国民ファースト…戦争反対、いや大嫌い…グローバルリスト(お金持ち集団)が目論む世界制覇の撲滅完遂主義者… …トランプの指向性を紐解けば良いことだらけではありませんか_(._.)…そもそも政治家が自国、そして自国民の生活を第一に考えるのは当たり前のことですからね…この点については日本の政治家にも見習って欲しいですね…_
…とはいえ、トランプの場合、その人間性(特にお金と女性問題)に人々の批判的視線が集中し嫌悪されることが多いものの、もとより政治家の役目は「国が豊かになるための舵取り」…その力量により国内政治だけでなく、世界的な戦争や紛争の激減に繋がる政治力を発揮できる政治家であるならば、ある程度の人格的汚点は赦(ゆる)す…これ、当たり前ではなかろうか…(=_=)…私たちは政治家に聖人君子となることを求めているのではなく、力強い政治力を求めているんですものね…
…いわんや、アメリカ合衆国憲法はその成り立ち(イギリスからの独立)からして内政重視になっており、日本国憲法のような「世界隣人との共通平和」を謳ったものではないので、より内向き、徹底した自国第一主義になることは憲法生来の性格であって…翻って言えばアメリカ国民の根っこ的習性であるところ、日本史的目線で言えばペリーの下田上陸依頼、今日までの約170年間、世界の商業力覇権膨張政策併存的警察官を気取ってきたことに無理があったのかもし知れませんね…
…ともあれ、念のため、アメリカ合衆国憲法の前文を転載してみましょう…但し、翻訳者によって訳文は若干異なりますので悪しからず…
われら合衆国の国民は、より完全な連邦を形成し、正義を樹立し、国内の平穏を保障し、共同の防衛に備え、一般の福祉を増進し、われらとわれらの子孫のために自由の恵沢を確保する目的をもって、ここにアメリカ合衆国のためにこの憲法を制定し確立する…とあります。
…この憲法前文を読んで分かるように、アメリカは、連邦国家(自主権のある州の集合国家体とでも言いますか…)・正義主義国家・専守防衛主義国家・福祉国家・自由主義国家であることが読み取れます…にもかかわらず世界覇権的に軍隊による商業力膨張覇権主義的警察国家を演じてきた本来の国家目的逸脱を是正しようとしているのがトランプ…という構図なんでしょうかね~_(._.)_
…ここで目を皿にして見なければならない落とし穴があります…日本国憲法との比較において、合衆国憲法前文からは平等思想が読み取れないことがありますね…もっとも当時のアメリカでは、女性の地位が低く、黒人差別が濃厚でしたから、謳えなかったのでしょうね…
…で、さらに「えっ(–;)」…と思ったのは、この合衆国憲法が人類史上最古の成文憲法であると説明されておりました…アホか~(ё_ё)、と、私の内なる声…
…西暦604年(確認したから間違いなし)に、聖徳太子によって制定された「17条の憲法」を敢えて無視した論調に、あ~、ここにも日本の優れた文化的遺産を無きものとして日本人の精神構造を破壊しようとする輩がいるわい…と、山さんはいささか憤慨気味… …ナヌナヌ?👂…憲法は国家と国民の関係やその役割の規範であるから、貴族や役人の心がけを規律した「17条憲法」は憲法ではナイ…とな…成る程…ナンとしてでも日本国民に劣等意識を植え付ける魂胆じゃナ…おぬし…「17条憲法」は当初から無視して深読みをしたことがないな~、(=_=)
…そういうことであれば、次なる私のブログ当番が2ヶ月以上も先のことでは、はてさて、その時に出番があるかどうかも定かでは無いから、この際、17条憲法と、その解説も貼り付けてしまおう…おそらく誰も読まないだろうけど、まっ、自己満足の極みじゃナ、がっはっは~、(^^)/~~~それでは、17条憲法…厳粛にまいるぞ(-_-)
第一条、和を以って貴しと爲し忤(さが)ふこと無きを宗と爲す……。
「やわらぎをもってたうとしとなしさがふことなきをむねとなす……。」
…ここで教養として捉えるなら「和」を「わ」と読まずに「やわらぎ」と読むことが出来れば、彼女・彼氏の争奪合戦に一歩も二歩もリードできるぞえ(^o^)…んっ(-_-;)…興味ないって言われるのがオチだとな…しからば三歩リードできるぞ…この第1条を過不足無く説明して、貴殿・貴女の顔を見ながらうっとり顔をしない相手なら早めにネクストステージへ駒を進めるのだ…しからば四歩リードだな…脱線した、戻そう(=_=)
訳文:「和を大切にし、人といさかいをせぬようにせよ。
追加説明:人にはそれぞれつきあいというものがあるが、この世に理想的な人格者というのは少ないものだ。それゆえ、とかく君主や父に従わなかったり、身近の人々と仲たがいを起こしたりする。しかし、上司と下僚がにこやかに仲むつまじく論じ合えれば、おのずから事は筋道にかない、どんな事でも成就するであろう。」…山さんより:家庭内であれ職場であれ、仲良く力を合わせて…これ、ことの本筋じゃわな(^.^)
第二条、篤く三寶(さんぽう)を敬へ、三寶とは佛と法と僧となり……。
「あつくさんぽうをうやまへ、さんぽうとはぶつとほうとそうとなり……。」
訳文:「篤く三宝を敬(うやま)え。(三宝とは、仏様とその教えと、その教えを実践する僧侶のこと)。
追加説明:仏教はあらゆる生きものの最後に帰するところ、すべての国々の仰ぐ究極のよりどころである。どのような時代のどのような人々でも、この法をあがめないことがあろうか。心底からの悪人はまれであり、よく教え諭せば必ず従わせることができる。仏教に帰依しないで、どうしてよこしまな心を正すことができよう。」…山さんより:この時代、徳育への道標は仏教でありましたからね…(^.^)
第三条、詔(みことのり)を承(う)けては必ず謹め……。
「みことのりをうけてはかならずつつしめ……。」
訳文:天皇の命を受けたら、必ずそれに従え。
追加説明:譬(たと)えるなら君は天、臣は地。天が万物を覆い、地が万物を載せる。それによって四季は規則正しく移りゆき、万物を活動させるのだ。もし地が天を覆おうとするなら、この秩序は破壊されてしまう。そのように、君主の言に臣下は必ず承服し、上の者が行えば下の者はそれに従うのだ。だから、天皇の命を受けたら必ず従え。もし従わなければ、結局は自滅するであろう。」…山さんより:本末転倒を戒める基本思想じゃナ、トップダウン方式を秩序のはしりとしたのが窺えるね(^.^)
第四条、羣卿(ぐんけい)百寮(ひゃくりょう)體(れい)を以て本とせよ……。
「ぐんけいひゃくりょう、れいをもってもととせよ……。」
訳文:「群卿(大夫と呼ばれる上位官吏)や百寮(各官司の役人)は、みな礼法を物事の基本とせよ。
追加説明:民を治める肝要は、この礼法にある。上の者の行いが礼法にかなわなければ下の者の秩序は乱れ、下の者に礼法が失われれば罪を犯す者が出てくる。群臣に礼法が保たれていれば序列も乱れず、百姓に礼法が保たれていれば国家はおのずと治まるものである。」…山さんより:これって、率先垂範のはしりかや~、それにしても、百姓にまで礼法をもとめたとは、ナンという高度な民心教育であったのだろう(^.^)
第五条、餮(あじわい)を絶ち欲を棄てゝ明かに訴訟を辧(わきま)へよ……。
「あぢはひをたち、よくをすててあきらかにうったへをわきまえよ」
訳文:「食におごることをやめ、財物への欲望を棄てて、訴訟を公明にさばけ。
追加説明:百姓の訴えは一日に千件にも及ぼう。一日でもそうなのだから、年がたてばなおさらのことだ。近ごろ、訴訟を扱う者は私利を得るのをあたりまえと思い、賄賂を受けてからその申し立てを聞いているようだ。財産のある者の訴えは石を水に投げ込むように必ず聞き届けられるが、貧乏人の訴えは水を石に投げかけるように、手ごたえもなくはねつけられてしまう。これでは貧しい民はどうしてよいかわからず、臣としての役人のなすべき道も見失われることだろう。」…山さんより:なかなか、味わいのある条文じゃナ(^.^)
第六条、惡を懲(こら)し善を勸(すす)むるは古(いにしえ)の良典なり……。
「あくをこらし、ぜんをすすむるはいにしえのよきのりなり……。」
訳文:「悪しきを懲らし善きを勧めるということは、古からのよるべき教えである。
追加説明:それゆえ、人の善行はかくすことなく知らせ、悪事は必ず改めさせよ。人におもねり、人をあざむく者は国家をくつがえす利器ともなり、人民を滅ぼす鋭い剣ともなる者だ。また、媚びへつらう者は、上の者には好んで下の者の過失を告げ口し、下の者に会えば上の者を非難する。このような人々はみな君に対して忠義の心がなく、民に対しては仁愛の心がない。大きな乱れのもととなることだ。…山さんより:現在の諸相や出世欲に駆られた一部の公務員そのものではないかいな(^.^)
第七条、人各(ひとおのおの)任(よき)し掌(つかさど)ることあり宜しく濫(みだ)れざるべし……。
「ひと、おのおのよきしつかさどることあり、よろしくみだれざるべし……。」
訳文:「人にはそれぞれの任務がある。おのおの職掌を守り、権限を濫用しないようにせよ。
追加説明:賢明な人が官にあれば政治をたたえる声がたちまちに起こるが、よこしまな心をもつ者が官にあれば政治の乱れがたちどころに頻発する。世間には生まれながら物事をわきまえている人は少ない。よく思慮を働かせ、努力してこそ聖人となるのだ。物事はどんな重大なことも些細なことも、適任者を得てこそなしとげられる。時の流れが速かろうと遅かろうと、賢明な人にあったときにおのずと解決がつく。その結果、国家は永久で、君主の地位も安泰となるのだ。だから古の聖王は、官のために適当な人材を集めたのであり、人のために官を設けるようなことはしなかったのだ。」…山さんより:まるで稲森さんの教えに触れる思いだわさ(^.^)
第八条、羣卿(ぐんけい)百寮(ひゃくりょう)早く朝(まい)りて晏(おそ)く退(まか)れよ……。
「ぐんけいひゃくりょうはやくまゐりいておそくまかれよ……。」
訳文:「群卿や百寮は、朝は早く出仕し、夕は遅く退出するようにせよ。
追加説明:公務はゆるがせにできないものであり、一日かかってもすべてを終えることは難しい。それゆえ、遅く出仕したのでは緊急の用事に間に合わないし、早く退出したのでは事務をし残してしまう。」…山さんより:日本人はこの当時より、約1,400年間、あるいはさらにその昔から勤勉で粛々と真面目であったのだな…(^.^)
第九条、信は是れ義の本なり事每(ことごと)に信あれ……。
「しんはこれぎのもとなりことごとにしんあれ……。」
訳文:「信は人の行うべき道の源である。何事をなすにも真心をこめよ。
追加説明:事のよしあし、成否のかなめはこの信にある。群臣がみな真心をもって事にあたるなら、どのようなことでも成するだろう。しかし真心がなかったら、すべてが失敗するだろう。」…山さんより:そう言えば、私の座右にも「信なくば立たず…」ナンテのが鎮座しておりますよ…(^.^)
第十条、忿(いかり)を絶ち瞋(おもて)を棄て人の違ふを怒らざれ……。
「こころいかりをたちおもていかりをすてひとのたがふをおこらざれ……。」
訳文:「心に憤りを抱いたり、それを顔に表したりすることをやめ、人が自分と違ったことをしても、それを怒らないようにせよ。
追加説明:人の心はさまざまでお互いに相譲れないものをもっている。相手がよいと思うことを自分はよくないと思ったり、自分がよいことだと思っても相手がそれをよくないと思うことがあるものだ。自分が聖人で相手が愚人だと決まっているわけではない。ともに凡夫なのだ。是非の理をだれが定めることができよう。お互いに賢人でもあり、愚人でもあるのは、端のない鐶(リング)のようなものだ。それゆえ、相手が怒ったら、むしろ自分が過失を犯しているのではないかと反省せよ。自分ひとりが、そのほうが正しいと思っても、衆人の意見を尊重し、その行うところに従うがよい。」…山さんより:得心得心また得心…ほんと、素晴らしい教えだと思いませんか?(^.^)
第十一条、明かに功過を察して賞罸必ず當てよ……。
「あきらかにこうかをさっしてしょうばつかならずあてよ……。」
訳文:「官人の功績や過失をはっきりとみて、それにかなった賞罰を行うようにせよ。
追加説明:近ごろは、功績によらず賞を与えたり、罪がないのに罰を加えたりしていることがある。政務にたずさわる群卿は、賞罰を正しくはっきりと行うようにすべきである。」…山さんより:信賞必罰制度の起源じゃな(^.^)
第十二条、國司(くにつかさ)國造(くにづくり)百姓に歛(おさめ)ること勿れ……。
「くにのつかさくにのみやつこひゃくしょうにおさめとることなかれ……。」
訳文:「国司や国造は、百姓から税をむさぼり取らぬようにせよ。
追加説明:国にふたりの君はなく、民にふたりの主はない。この国土のすべての人々は、みな王(天皇)を主としているのだ。国政を委ねられている官司の人々は、みな王の臣なのである。どうして公の事以外に、百姓から税をむさぼり取ってよいであろうか。」…山さんより:当時としては天皇主権、同時に国民擁護の姿勢が読み取れるわな…じゃから、まっ、良いとしよう(^.^)
第十三条、諸の官に任せる者同じく職掌を知れ……。
「もろもろのかんによさせるものおなじくしょくしょうをしれ……。」
訳文:「それぞれの官司に任じられた者は官司の職務内容を熟知せよ。
追加説明:病気や使役のために事務をとらないことがあっても、職務についたなら以前から従事しているかのようにその職務に和していくようにせよ。そのようなことに自分は関知しないといって、公務を妨げるようなことがあってはならない。」…山さんより:十分な仕事が出来るよう勉強して、皆で協力して成果をあげようではないか…とな、(^.^)
第十四条、羣臣百寮嫉妬あること無れ……。
「ぐんしんひゃくりょうしっとあることなかれ……。」
訳文:「群臣や百寮は人をうらやみねたむことがあってはならない。
追加説明:自分が人をうらやめば、人もまた自分をうらやむ。そのような嫉妬の憂いは際限がない。それゆえ、人の知識が自分よりまさっていることを喜ばず、才能が自分よりすぐれていることをねたむ。そんなことでは五百年たってひとりの賢人に出会うことも、千年たってひとりの聖人が現れることも難しいだろう。賢人や聖人を得なくては、何によって国を治めたらよいであろうか。」…山さんより:心得違い思い違い、成功するも失敗するも自分次第だからね~、と言っているようだ…(^.^)
第十五条、私に背き公に向くは是れ臣の道なり……。
「わたくしにそむきおおやけにむくはそれしんのみちなり……。」
訳文:「私心を去って公の事を行うのが臣たる者の道である。
追加説明:人に私心があれば他人に恨みの気持ちを起こさせる。恨みの気持ちがあれば人々の気持ちは整わない。人々の気持ちが整わないことは私心をもって公務を妨げることであり、恨みの気持ちが起これば制度に違反し法律を犯すことになる。第一の章で上下の人々が相和し協調するようにといったのもこの気持ちからである。」…山さんより:重ね重ねのご教示、痛み入りまする…(^.^)
第十六条、民を使ふに時を以てするは古の良典なり……。
「たみをつかふに、ときをもってするはいにしえのりょうてんなり……。」
訳文:「民を使役するのに時節を考えよとは、古からのよるべき教えである。
追加説明:冬の月の間(10〜12月)に余暇があれば民を使役せよ。春から夏にかけては農耕や養蚕の時節であるから、民を使役してはならない。農耕をしなかったら何を食べればよいのか。養蚕をしなかったら何を着ればよいのか。」…山さんより:まったく同感、タイミングって、大事だね~(^.^)…関連する山さん道歌より…「時々に時を得たりてその時にここぞと思うその時ぞ時」なかなか良く出来てるでしょ(^.^)…と、自我爺さん。
第十七条、夫れ事は獨り斷むべからず必ず衆と與に論ふべし……。
「それ、ことはひとりさだむべからず、かならずしゅうとともにあげつらふべし……。」
訳文:「物事は独断で行ってはならない。必ずみなと論じあうようにせよ。
追加説明:些細なことは必ずしもみなにはからなくてもよいが、大事を議する場合には誤った判断をするかも知れぬ。人々と検討しあえば、話し合いによって道理にかなったやり方を見出すことができる。」…と、まあ、明治天皇が唱えた「万機公論に決すべし」の原型でありんすね…(._.)_
…以上、参考文献/『中公バックス 日本の名著I「日本書紀」』責任編集・井上光貞…より
…さてさて、話題をもとに戻しましょうぞ…
…それにしても、アメリカ合衆国憲法も日本国憲法も、その心がけたる前文を模範・規範として個別に条文化されとるではないか…17条憲法は、前文たる心がけを具体的な規範としていることにおいて、まさに前文と具体的条文を混在させた成文化憲法だとは思わないかな~(-_-;)、と、異議申し立てをする山さんです…(^^)/~~~
…まっ、17条憲法から離れて、ついでに日本国憲法の前文も転載しておきましょう…旧の漢字は私の勝手で現在のものに変えましたぞナ…ご了承下されよ_(_^_)_
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通󠄁じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成󠄁果と、わが国全󠄁土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲󠄁法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使󠄁し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍󠄁の原理であり、この憲󠄁法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲󠄁法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平󠄁和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平󠄁和を愛する諸国民の公󠄁正と信義に信賴して、われらの安全󠄁と生存を保持しようと決意した。
われらは、平󠄁和を維持し、專制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠󠄁に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全󠄁世界の国民が、ひとしく恐󠄁怖と欠乏から免かれ、平󠄁和のうちに生存する権利を有することを確認󠄁する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに專念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍󠄁的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名譽にかけ、全󠄁力をあげてこの崇高な理想と目的を達󠄁成󠄁することを誓う。…
… とあるな…綺麗すぎるな~、じゃから逆に魂に響かないのだ…いや、GHQがアメリカ建国後250年の経験からの知恵(日本を従属させるための悪知恵も含めて)を力によって押しつけたものとはいえ、良いものは良いのだから…まっ、いいか~(^^)/~~~
…ともあれ、トランプがアメリカ合衆国大統領に就任し、世界の戦争・紛争のエスカレートに急ブレーキを掛けてくれるなら、防衛産業やその関連産業から絞り出される甘い蜜に群がる一部のエリートたちが地団駄踏む反対側で、何百万人という人々の生命危機が回避され、何億、何千万人という人々が安心して生活できる環境が整うなら、そんな素晴らしい政治家は古今に存在しなかったとも言えますね…
…問題は「アメリカファースト」が行き過ぎになるとアメリカ以外の…特に日本にとっては甚だしく経済的なダメージが大きくなることが懸念されますから、石破総理には大人になって貰わなくてはなりませんね…トランプに相手にされなかったからというイジケタ根性で、それなら中国と仲良くするぞ~、なんて政治手法はまさしく子ども…そう、石破総理の駄々っ子振りには呆れかえるエピソードがありましたね…ある席で…「こんなに一生懸命にやっているのになんで褒めて貰えないの~」と泣き言を言っていたとか…(-_-)、これには、馬鹿か~、と誰かが言っていましたよ…んっ(ё_ё)…私は時の総理を相手にバカ呼ばわりはしませんよ…馬か鹿か~、と言っただけですからね(^^)/~~~
…ということで、直近の「話題」から目線を変えて「課題」に移りましょう…
…政治面から見る大きな課題を咀嚼したその先に「平和への祈り」があります…とは言え、戦争や紛争地域から遠く離れた日本で、それらの地域の人々の不幸を自分の事として考えることの難しさ…憐憫(れんびん)の情が湧くことはあっても、自分自身の血液を熱くするほどの思いに駆られることは希ですし、人々の嘆きの声や映像に接してこそ涙も誘われます…まっ、戦争地域・紛争地域どころか、今だ1年しか経っていない能登の人たちに対してさえ、募金活動以外何ら具体的なアクションを執らない私…さらに1月13日に発生し、震度4~5と公表された九州全土を襲った広域地震には「気の毒に」という思いも甚だ微少…
…この「無関心と無慈悲」はどこから来るのでしょう…やはり、私には何かが大きく欠けているようです…私に施された教育のせいでしょうか…しかし同じような教育システムの中で育った同胞にも具体的アクションを執る人たちは大勢います…それぞれの立ち位置の違いと言いますか…置かれた立場の違いも大きいでしょう…しかし、やはり、ナントナクしっくりこない「自らの冷たさ」を感じてしまうのです…
…歳はとっていますが五体満足です…それなのに動かない私…
…そんなことを高所から見つめるようにして考えておりましたら、過日、横目で見ていたテレビ画面が、「滝川英治」さんのドキュメンタリーを流していたのを思い出しました…
…1979年生れの46歳、若い頃は、超イケメン俳優…その彼が38歳(?)のとき、ドラマ撮影中の自転車事故で下半身不随(脊髄損傷)となりながら、現在では口先にタッチペンを咥え見事な「イラスト?」を描き、出張教室ではこども達に感動を与える内容でした…
…ということで、短い時間の視聴でしたが…失ったものの大きさを嘆くだけでなく、残された機能(ここでは口、そして言葉)を磨き前進しようとする姿勢…さらに、人生で大切なことをこども達にも分かるような言葉に置き換えて、こども達を、そして社会を明るくして行こうとする彼の姿勢に胸を打たれた朝のひとときでした…その言わんとするところは、まさしく「人々の幸せ」、「平和への祈り」でもありましたね…チャラチャラとした芸能人が多い中、底光りする勾玉(まがたま)を見た感じがしました…
…と言うことで、…長すぎた前回ブログとのバランスを取るためにこのあたりで切り上げましょう…_(._.)_、ナニナニ👂…これも長過ぎじゃと(ё_ё)…フムッ、あんさん、短気なお人やね~(^^)/~~~。
…で、最後まで読まれた方がいれば…その方の忍耐力に唯々敬意を表するばかり…貴方様は凄い方です。貴方様が目的を定めて何かに立ち向かえば、事は100%成就間違いなし。
…また何れかの機会に、何処かでお会いしましょうぞ、いや、ほんにそんな方には是非にもお会いしたいな~、…以上、山爺より。